
大学卒業後商社を経て、1979年リクルートに入社。企業の事業戦略を推進する為の人材情報誌事業に携わり、新宿支社長をはじめ、首都圏の営業部長、新規事業開発部長を勤める。
現在は、日本初のヒューマンリソースを活かしたインキュベーション事業会社インターウォーズ株式会社の代表取締役。各企業の30を超える事業開発インキュベーションや自治体の新産業創出のアドバイザーや講演活動等を行っている。事業創造大学客員教授 ニュービジネス協議会理事
Hermitage
2006年11月05日
11月初旬の連休、上野の森・東京美術館で開かれている「エルミタージュ展」に行って来た。
世界の最大級のロシアのエルミタージュ美術館といわれるる作品の中から、選ばれた75人の画家たちの作品80点は、強烈な心揺さぶられる内容であった!
15世紀から20世紀を代表するルノワール・ルソー・モネ・エリンハ・ベロット・ゴーギャン、ピカソを始めとする巨匠たちのとらえた時代、人間・自然との共生を、見事に描き出している一枚一枚の絵画は、個性に満ちたメッセージを持っていた。
そして、こういった作品を収集した背景にロシアの女帝エカテリーナという存在に興味を覚えた。

投稿者: 吉井 日時: 11:29 | パーマリンク
第107回 「起業社会」
2006年11月01日
最近、「Web2.0」という言葉が、日常のビジネス会話によく出てくるようになった。
定義は、人によって様々だ。その世界に詳しい友人に尋ねると「個人ユーザーが中心となって、誰でも利用できるインターネット上のサービスを使って、すべてのものが繋がってくるようなもの」と教えてくれた。要するに、利用者同士の,person to parson として、不特定多数の個人間で直接やり取りを行うネットの利用状態のイメージで、誰もが発信能力を持ち、その気になれば放送局もどきにもなれる。いよいよ、新たなフェーズに入ってきたと実感した。
昨年、公開したアウンコンサルティング社の検索エンジン最適化SEO技術を集客手段活用して、自社サイト単独で成長している企業が増大している。また、アマゾンドットコムが、自社のサイトのデーターへのアクセスを広く一般にオープンし、新たなサービスが創生されている姿は、これまでと違った新たな事業機会が生まれ、Web2.0のビジネスチャンスの窓が開いてきたと思える。
過日、NBCの新規事業開発委員会でのセミナーに、オールアバウトの江幡社長を迎え、「企業内起業」をテーマに講演をいただいた。オールアバウト社は、リクルートと米国のabout.comと江幡さんの出資により、スタートしたジョイントベンチャーである。 5年で見事に公開し、現在、460人の専門ガイドの方々が案内する総合情報サイトに、月間ユニークユーザー数1500万人が訪れ、日本を代表する情報サイトとして育っている。 江幡さんの語った「企業内での起業」の成功のポイントとして、「本体に、ものを言える資本政策を考えてのジョイベン形態、株式公開をスタート時から考え、ストックオプションを取り入れた人事制度、ボードメンバーにおける支援者の存在、自身が退路を断ち独立、立ち上げ人材の確保」そして、「志をもって、自分のやる事業を信じきって、やりきった」と力強く放った言葉に余韻が残った。
事業アイディアを本体から切り離して、外部の資本を入れ、別の組織で事業化し、親会社のマネージメントを薄める新たな起業スタイル「カーブアウト手法」を取り入れての、オールアバウトのインキュベーションの実例は、これからの企業の起業のありかを示している。
日本の開業率は、昨年22番目(アメリカ3番)である。新たな事業機会の窓が開いている今こそ、起業への挑戦者たちが、一人でも多く出現し、企業のイノベーションと自己実現をして欲しいと願っている。

投稿者: 吉井 日時: 09:04 | パーマリンク