
大学卒業後商社を経て、1979年リクルートに入社。企業の事業戦略を推進する為の人材情報誌事業に携わり、新宿支社長をはじめ、首都圏の営業部長、新規事業開発部長を勤める。
現在は、日本初のヒューマンリソースを活かしたインキュベーション事業会社インターウォーズ株式会社の代表取締役。各企業の30を超える事業開発インキュベーションや自治体の新産業創出のアドバイザーや講演活動等を行っている。事業創造大学客員教授 ニュービジネス協議会理事
「小椋桂」
2007年02月25日
高校生の頃、大学受験勉強をしていた深夜、何気なくラジオから流れてきた曲に、震えた。
“この音楽は、真剣に聞かなければならない” と思った。自然で衒いなく優しく包み込む声と歌唱、そして、流れるメロディと歌詩は、心に染み込み、なんともいえない安らぎを与えてくれた。
昔の原風景を感じさせ、歌い上げる「小椋桂」の世界に、以来、すっかり酔いしれ今日に至っている。
小椋さんとは、これまで何度かお会いしたが、過日、小椋桂(神田紘爾)と、ゆっくり話す機会があった。 「一生懸命、今、ここ」 そんな神田さんのメッセージと生き方に、たくさんのエネルギーをいただいた。

投稿者: 吉井 日時: 20:01 | パーマリンク
「ドラリオン」
2007年02月12日
連休に、スーパーサーカス「ドラリオン」を観た!これまでに、観たことのないサーカスと大道芸がクロスした魔法をかけられたような衝撃的な舞台であった。東洋の神秘さと西洋の素晴らしい文化を融合し、演出や音楽、人間技とは思えない神業の数々に触れ、こんな感動を与えてくれた「シルク・ドゥ・ソレイユ」に、心から「ブラボー」と叫んでしまった。

投稿者: 吉井 日時: 11:36 | パーマリンク
ZOKA
2007年02月03日
今年も、赤坂日枝神社に会社のメンバー全員で初詣に出かける前、バリスタがいれる本格コーヒー店「ZOKA」での一杯のコーヒーでスタートした。
日本では、茶道が日本文化のルーツといわれている。アメリカにはそういった文化はないが、コーヒー道を創生されたなら、きっと熟成された「ZOKA」が、そのルーツブランドに思えた。
シアトルで生まれた濃厚な味わいのZOKAの COFEFE は、なんともいえない安らぎを与えてくれる。

投稿者: 吉井 日時: 10:51 | パーマリンク
第110回 「ヒーロー」
2007年02月01日
2007年、バンコクで亥年を迎えた。久しぶりに訪れたバンコクの街の景観は、近代的な建物が増えていたが、人々の微笑は変わることなく、タイの独自の文化が存続していた。以前から一度訪れたいと思っていた世界遺産アユタヤを訊ねると、燦然と残っている建造物もさることながら、いたるところに、昼寝やゆったりと闊歩している犬の楽園に目が止まった。最近、狂犬病で話題になっているので、最初は鎖に繋がれていない多くの犬に戸惑ったが、開放されている犬達の表情は実に柔和で、タイの人々と共通したものを感じた。
中国をはじめ、アジア各国の「マネーがすべて物をいう」風潮の中で、国民の95%が仏教を信仰し、男子は一生に一度、仏門に入り修行するのが慣わしで、何か不幸なことがあると、汝がすべて至らないと考え、他人のせいにしない生き方がスタンダードになっている。そして、殺生はしないことが功徳をつむという人々に、犬達が信頼をしているように思えた。最近、多くの日本企業が、タイに新たな工場を設立している要因は、コストだけでなく国民への信頼感から来ているように思えた。
また、アユタヤ遺跡の入口に楠の大木があり、その下に、「山田長政」と筆文字で刻まれた大きな石碑に目が止まった。初めは思い出せなかったが、幼少の頃、紙芝居で観たシャム王国(タイ)のヒーロー長政であった。忘れかけていたかすかな記憶のヒーローに、思わぬところで出遭い興奮した。
山田長政が生きた時代は、戦国時代の終わりから鎖国までの50年、関ヶ原の合戦で生まれたリストラ浪人や大阪落城後亡命した浪人たちが、東南アジアに新たな新天地を求めて旅たっていった頃である。朱印船に乗った貿易商人の1人が、長政であったと思われる。長政の実像の情報はあまり残っていないが、シャムの国で日本人町を創り、アユタヤ王朝の大臣にまでなり、国王の死後は王子を助け、地方の王国リゴール王にまでなった人物と言われている。ヒーロー長政は脚色された感もあるが、日本人が、初めて海外に進出して成功した開拓者である。
今日のビジネスマンの、海外戦略の先駆け者として成功を納めた要因は、貿易を広めるために、アユタヤの内乱や外征に日本人義勇隊を率いて参戦し、つぎつぎと武勲を立て、その功績を国王ソンタムに認められ、信頼を獲得したところにあった。自らの目先の利益だけを追求するのではなく、相手の立場になって問題解決して信頼を獲得し、時間をかけ事業インフラを不動のものにしてゆく長政の残した歴史は、今日の企業の短期的利益を追求する経営のあり方に、示唆を与えている。

投稿者: 吉井 日時: 09:12 | パーマリンク