
大学卒業後商社を経て、1979年リクルートに入社。企業の事業戦略を推進する為の人材情報誌事業に携わり、新宿支社長をはじめ、首都圏の営業部長、新規事業開発部長を勤める。
現在は、日本初のヒューマンリソースを活かしたインキュベーション事業会社インターウォーズ株式会社の代表取締役。各企業の30を超える事業開発インキュベーションや自治体の新産業創出のアドバイザーや講演活動等を行っている。事業創造大学客員教授 ニュービジネス協議会理事
コローCOROT
2008年06月22日
休日に、上野の西洋美術館で19世紀のフランスの画家カミーユ・コロー展を観た。
20数年前から、コローの絵が好きで何度か原画を観てきたが、今回、「モントフォンテーヌの想い出」や「真珠の女」を始め、代表的な作品が数多く、世界から一堂に集まっていた。
コローの森や湖の風景の絵は、心に安らぎを与えてくれる。
今回、初めて観る人物画が展示されていたが、一枚一枚の絵に深い想いを込め、光と詩情ゆたかに描くコロー画風は、唯一無二の画家だと思えた。
見終えた後、上質の映画を観たような、心地いい幸福を感じた。

投稿者: 吉井 日時: 10:05 | パーマリンク
企業内新規事業委員会
2008年06月07日
6月4日、東京国際フォーラムにて、ニュービジネス協議会での企業内新規事業委員会主催で、「企業内起業」をテーマにした勉強会を行った。
企業内新規事業委員会では、これまでリクルートから、生まれたオールアバウトや三菱商事発クリエイト・レストランツ、ローソンのナチュラルローソン等を例に取り上げ、講演会・ディスカッションを行ってきた。
今回は、松下電器産業が2001年に創設した社内ベンチャー支援制度に関する講演を、パナソニック・スピンアップ・ファンド推進室室長の水間さんから頂き、その後、パネルディスカッションを、実際の企業内起業家のぱど社長倉橋さんJTBモチベーションズ社長大塚さんを交え、コーディネータをさせていただいた。
多くの方々から反響 を頂き、この会の委員長として、期待の大きさと責任を感じる思いがした。
これからも、有意義な活動によって、情報を発信してゆきたい!!

投稿者: 吉井 日時: 06:19 | パーマリンク
第126回 「近江商人」
2008年06月01日
ゴールデンウィークに、近江商人の発祥の地といわれる滋賀の五個荘と豊郷を訊ねた。今でも、街全体に旧商家が散在し、街並みには風情ある白壁と船板塀の蔵屋敷が残っていた。
この地は、てんびん棒をかつぎ全国に飛び出て、豪商へと成長拡大した代表的な起業家として、伊藤忠商事、丸紅の創業者伊藤忠兵衛や中国に一大百貨店を築いた中江勝治郎などを始め、高島屋、大丸、西川産業、トーメン、ヤンマー、東レといった多くの商人(起業家)を生んだ地である。
琵琶湖のほとりの小さな町から、これだけ多くの起業家が誕生し、拡大した背景には、「諸国産物廻し」といって各地域の産物を仕入れ、よく売れる地域で販売するビジネスモデルと、独自の資本管理と流通システムの確立があった。
そして、何よりも近江商人の理念として、次のような考え方が、今でも語られている。
1.「三方よし」(さんぽうよし)
…「売手によし、買手によし、世間によし」、売り手と買手だけでなく、出先地域での経済的貢献をすること。
2.「しまつして、きばる」
…遠い地域間の価格差を利用し、商売相手の利益を優先して考える薄利で、利益を上げるためには、他人の嫌がる労を進んで「きばり」、長期的にみて経済の合理性を求め「しまつ」をすること。(ケチと誤解されやすいが、「しまつ」の極意)
3.「奢者必不久」
…生活は質素に、手織木綿の衣服を着、常にわらじをはき、粗食で粗末な家に住み、陰徳を積むことを喜びとすること。
4.「好富施其徳」
…商売が繁盛して富を得るのは良いが、その財産に見合った徳、すなわち社会貢献をすることが重要であり、商いが大きくなると共に商人も大きな徳を持った人間へ成長しなければならない。
目前の利益を求めるだけでなく、遠くを見据える近江商人(起業家)の理念、そして、ビジネスのモデルは、今日の激変する経済環境でゴーイングコンサーンを目指す企業に、示唆を与えている。

投稿者: 吉井 日時: 09:16 | パーマリンク