
大学卒業後商社を経て、1979年リクルートに入社。企業の事業戦略を推進する為の人材情報誌事業に携わり、新宿支社長をはじめ、首都圏の営業部長、新規事業開発部長を勤める。
現在は、日本初のヒューマンリソースを活かしたインキュベーション事業会社インターウォーズ株式会社の代表取締役。各企業の30を超える事業開発インキュベーションや自治体の新産業創出のアドバイザーや講演活動等を行っている。事業創造大学客員教授 ニュービジネス協議会理事
柏木野の神代神楽
2008年09月15日
連休に、桧原村柏木野の神楽を観た。南郷神社祭礼日に隔年行われる伝統的な神楽は、なんともいえない笛の音と太鼓のリズムにのった神楽舞に、幻想美な夢の世界を感じた。
幕末の頃から今日まで、桧原村の月明かりの下で、12時まで行われている12の演目で、「種蒔」「赤目つり」を観たが、心豊かな余韻が今も残っている。
多くの人に、幽系美な桧原村の人達が育んだ神代神楽の世界に、触れて欲しいと思えた。

投稿者: 吉井 日時: 10:14 | パーマリンク
9代目林家正蔵
2008年09月07日
過日、浅草の演芸ホールで、9代目林家正蔵の高座を聴いた。
艶やかな顔で座布団に座るまでの歩く姿から、挨拶のつかみ、そして、羽織を取る動作から、正蔵の語る「正蔵ワールド劇場」に、魅せられた。
落語は、最近ますます多くの人の心を捉え、デジタル社会の中でも、色あせることなく、日本独自の娯楽文化として育っている。
9代目の真打正蔵の、これからが楽しみに思えた!

投稿者: 吉井 日時: 18:41 | パーマリンク
第129回 「存続の臨界点」
2008年09月01日
世界の祭典「北京オリンピック」が、8月24日閉幕し、北京五輪「巨大特需」は終焉を向かえた。消費市場と化した中国で育った企業が、一旦動きを止めると窮地に追い込まれるのではと危惧されている。
企業活動は、存続するために泳ぎ続けなければならないマグロのように思える。
恵まれた餌場で育った魚は、ただ闇雲に泳いでいるだけでは、やがて立ち行かなくなってしまう。遠くの餌を見つけそこまでいく能力がなければ、きびしい生存競争の中で生き残れない。
人が率いる企業経営の世界でも、パラダイムの今、方向を定め、ビジネスのメカニズムを、徹底して追求できる企業だけが生き残る。
過日、銀座の女将から、次のような話を聞いた。
「最近、よく来てくれていた社長さんの会社が、つぶれてしまってね。これまで、多くの経営者の方々を見てきたけど、会社をつぶさない経営者は、一言でいうと、人が1努力するところを、倍努力している。でもね、なかなか人の倍の努力をできる人は実際には少ないのよ。倍努力することが大切だといわれて、頭ではそうだと理解していても、いざ倍の努力が必要な場面に出逢っても、ここまで頑張ったのだからもういいやとかいって、会社を駄目にしてしまう。きっと、頭のどこかで、結果はたいして変わらない、と思い込んでいるのよ。
私たちは、先代から人の倍も3倍も努力しなければ生きていけないと教わった。倍の努力の結果は、断じて2倍なんかでなくてね、5倍の結果になるのよ!
馬鹿よね~。みんなこれを知らないから、1の努力でやめてしまう。そして、会社を駄目にしてしまう。もったいないよね。いくら努力して頑張っても、うまくいかないなんて云っている人は、うまくいく境界線にいく前にやめてしまっているのよ!」との話を聞いた。
結果の格差は、能力が違うわけではなく、努力を1でやめたか、やめずに2倍努力したかの違いにしかないと・・。
ビジネスの勝ち組と負け組の前には、ともすれば越えられない差があるように思いがちだ。
しかし、実際は愚直に徹底した努力をしたかどうかが、存続の臨界点を超えるか超えないかの差なのだ。

投稿者: 吉井 日時: 17:32 | パーマリンク