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月別過去ログ
プロフィール

吉井 信隆(よしい のぶたか)

インターウォーズ株式会社 代表取締役

大学卒業後商社を経て、1979年リクルートに入社。企業の事業戦略を推進する為の人材情報誌事業に携わり、新宿支社長をはじめ、首都圏の営業部長、新規事業開発部長を勤める。

現在は、日本初のヒューマンリソースを活かしたインキュベーション事業会社インターウォーズ株式会社の代表取締役。各企業の30を超える事業開発インキュベーションや自治体の新産業創出のアドバイザーや講演活動等を行っている。事業創造大学客員教授 ニュービジネス協議会理事

福沢諭吉

2009年05月31日

週末に、日本を変えた男として、一万円札の顔になっている福沢諭吉という人の生き様を福岡市美術展で触れる機会があった。
 幕末明治の激動の時代を、日本の大きな近代化の為に生き抜き抜いた大分人は、23歳の若さで、後の「慶応義塾大学」を開いた。
 その後、欧米各国を訪問し感じたことを基に、「学問のすすめ」をはじめ、多くの言葉と思想は、塾生を育て、日本の未来を開く機会を提供した。
 福沢諭吉の伸び伸びとした書体を観ていると、「異端」と云われながらも、権力の構造や当時の常識に捉われることなく、自らの信じる思想の実現に賭けた一人の男の生き様が、社会や国を動かす原動力になっていくことに、ロマンを感じた。
 過日、「慶応義塾大学」が、550億円の損失を出したとの、報道がされていたが、本来の大学の本文を、新学長の清家さんに期待したいと思った!!

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投稿者: 吉井 日時: 11:52 | パーマリンク

第138回 「GWに」

2009年05月29日

 GWに、ニューヨークとボストンを訪ねた。
 マンハッタンのブロードウェイのビルの壁面は、デジタルサイネージに埋め尽くされ、様々なコンテンツが流れ、眠らない街は異臭を放っていた。そして、世界の金融危機を招いたリーマンの入っていたビルは、新たなファンド会社に代わっていた。
 ウォール街のグランドゼロの跡地には、新たな高層ビルの工事が始まっており、9.11の形跡は、記憶の中にしか残っていなかった。

 デジタル社会の中で、グローバル資本主義に向いた、金融立国に姿を変えたアメリカに今、大変革が求められている。ウォール街を歩きながら、この国の人々が求めた豊かさとはいったい何だったのだろうかと考えさせられた。
 米国の投資会社によるグローバル化は、自己の利益を世界各地に求めた為に、世界からマネーがウォール街の投資ファンドに集中した。今回破綻したリーマンのトップの年収は70億円と聞く。その手段はスタンダード化された集中したレバレッジであった。
 その結果、米国の投資レバレッジ手法が世界に蔓延し、世界的な金融不況を招いた。
 レバレッジとは、本来梃という意味である。しかし、今日のレバレッジは、要は借金であり、「見せかけの成長を今買って、支払いは後」ということだ。常識的なレバレッジは、資本効率性を高める手段だが、今回のサブプライムに事を発した悪徳で巧妙なマネーゲームは、破綻を招いた必然の流れだと私は思う。
 実質の経済活動を伴わない数値成長を求め、自分達だけの利益を求めたエグジット(出口)を前提に置いている投資集団が、世界を巻き込み多くの人々の生活を苦しめている。そして、この感覚は、投資の世界だけでなく、国や地域が後世に支払いを回している姿にも通じるように見える。

 現在、各国で民間大手企業が立ち行かなくなった際、政府による救済が日常的になっている構造は、時間稼ぎの先送りであり根本的な解決策にはなっていない。必ず後世に苦しみを与えることになるものと思える。
 20世紀までの先進各国は、軍事力と経済の成長によって国力を高めて豊かさを求めた。そして、今、世界の人々の生活が様々な脅威に晒されている。
 借金による数字合わせの見せかせの成長でなく、本来の企業の本分は、社会の役に立つ目的を持って、実質の事業活動によって、企業のゴーイングコンサーンと雇用を維持していくことにある。

 今回の渡米で、世界から有能な人材の集っているハーバードやバブソン大学で、「脅威ではなくなった日本」という言葉を、出会った多くの人から感じた。
 今こそ、本来の日本の文化や人材を生かし、自ら事業機会を創造する起業人を、一人でも多くバックアップしてゆきたい。

投稿者: 吉井 日時: 16:31 | パーマリンク

相撲

2009年05月26日

過日、国技館の砂被り席で、相撲を観た! 
 親父の影響だと思うが、子供の頃から、相撲が好きで、一度は一番前の席で観てみたいと思っていたところ、親しい経営者の配慮で、念願が叶った。
 一人ひとりの関取りの鼻息と緊張感を感じる距離感で、裸で体で勝負する迫力は想像を超えたスポーツではない世界に思えた。
 館内に横綱が、入場してくると空気が変わり、勝負が決した後の溜息や歓声は、日本独自の文化を感じた。

投稿者: 吉井 日時: 19:55 | パーマリンク

習慣

2009年05月26日

 様々な業界の方々にお会いし「この人は仕事ができる方だな~」と、感じる人は、必ず良い習慣を持っていると、最近改めて思う。
 年配になって生き生きとした人生を送っている人生の達人者達は、日々の積み重ねの結果だと思うがが、共通して自分流の習慣を持っている。いい習慣は、輝くいい人生を創り上げる。
 過日、尊敬する経営者から、「日常の生活の中に必ず、朝起きたら顔を洗い、鬚を剃るように、必ず自分は散歩しながら、様々な空想をする時間を習慣化しマネージメントしている。そして、プロセスをマネージメント大切なんだ。そして、自分のマイルストーンを決め、無理しないで、習慣を「見える化」して、日常の生活に取り入れ継続することだ」と、教わった。
 イチローは、日常の生活や、食事を取るサイクルも、その中身も習慣化しているとの話を聞いたことがあるが、何かを成す人は天才でなく、習慣化の達人かも知れない!!

投稿者: 吉井 日時: 19:47 | パーマリンク

BABSON大学

2009年05月07日

 GWに、ボストンのアントレプレナーの創生カレッジとして有名なバブソン大学を訪ねた。
緑豊かな郊外のキャンパスに、世界各国から起業を志した様々な未来の経営者を目指す学生達が集ってた。来年MBAを取得し卒業する予定の日本人の知人から、この一年、「機会、資源、チームの力が、企業経営には大きなファクターであることを、学んでいる。」との話を聞いた。今から15年前、インターウォーズをスタートさせる際に、「機会の窓」をコンセプトにしたインキュベーション事業をスタートしたことが、ここで確認する思いを感じた。
 昨今の元気のない世界経済に、一人でも多くのアントレプレナーが、BABSONから創出されることを願った!!

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投稿者: 吉井 日時: 13:14 | パーマリンク

第137回「不況期に出会い結ばれた人と企業は、成長する」

2009年05月01日

 私の就職活動時はオイルショックといわれていた頃で、大半の企業は採用を中止していた。将来自分で何かをやりたいと漠然と思っていた事も手伝って、採用予定がなくても商社をはじめ様々な企業を訪ねていた。大企業から中小を含め様々な規模の人事の方々と出会うことで、自分の適性と評価が見えてきたと思う。それと同時に、自分のことを何も知らない会社組織が自分の運命を変えてしまうことに、一抹の不安を感じ始め、自立しなければと、将来独立に役立ちそうと考えて専門商社に入社した。

 入社後は、新規取引先を開発する部署に配属され、短期間で数社の新たな取引先を開発した。面白い奴だと会社は思ったらしく新設立の子会社を通じ、百貨店に出向になった。
 そこでの私の仕事は、カメラやDPEやアルバムを販売する仕事だった。たまたまエレベーターとエスカレータの間にある売り場だったので、朝から夜までお客様からトイレの場所を尋ねられることが多く、一日百人を超える方々から、「トイレは、何処ですか?」と聞かれた。自分はいったい何をやってるのだろうと、滅入ったこともあったが、気持ちを変えて笑顔でトイレ案内をしていると、帰りにアルバムやフィルムも買っていただくお客様ができた。
 そして、そこで出会った人の縁で、東京ディズニーランドの立ち上げに関わる機会に恵まれ、リクルートに出会いリクルートで働くことになった。

 今にして思うと私が入社する前の1977年のリクルートの決算は、初の減収減益だったが、採用意欲は高く社員は明るく元気な人が多かった。
 歴史のある会社から、先行き不透明だが未来に希望を持った小さな日本リクルートセンターという会社に転職する“常識外れの逆張り”の選択は大正解だった。そして、その後15年、リクルートの創業者、江副さんと強烈な個性を持った集団の渦の中で、経験した濃厚な時空は代えがたい内容であり、現在のリクルートではきっと取得できない自分OSを得ることができた。

 自らの体験も含め、これまで長年人材ビジネスに関わってきた経験から、不況期に大手企業が採用を手控えた時、チャンス!とばかりに採用を積極的に行ったリクルートを始めとする企業、そして、そこに入社した人は、力強く成長を遂げ現在も輝いている。
 一方、好景気に、就職人気企業ランキング企業に入社し、幸運なスタートを切ったと思われた多くの人たちは、今、リストラの嵐の中で苦労している。

 先々のことは、誰にも解らない。昨今の世界的な金融危機の中で、意志を持った経営者が、世界観を持ってリスクに向かって果敢にチャレンジしてゆく企業群が存在している。そして、その姿に共感して、参加してゆく人の姿がある。
 リスクを冒さなければリターンがない企業経営の鉄則は、個人の就職にも共通する。
結局、輝いて生きた先人の人生や企業は、目先の計算でなく、不況期でもテーマを掲げた人と企業が出会って結ばれた時、多くの物語が生まれ力強く成長している。

投稿者: 吉井 日時: 09:15 | パーマリンク