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月別過去ログ
プロフィール

吉井 信隆(よしい のぶたか)

インターウォーズ株式会社 代表取締役

大学卒業後商社を経て、1979年リクルートに入社。企業の事業戦略を推進する為の人材情報誌事業に携わり、新宿支社長をはじめ、首都圏の営業部長、新規事業開発部長を勤める。

現在は、日本初のヒューマンリソースを活かしたインキュベーション事業会社インターウォーズ株式会社の代表取締役。各企業の30を超える事業開発インキュベーションや自治体の新産業創出のアドバイザーや講演活動等を行っている。事業創造大学客員教授 ニュービジネス協議会理事

ベンチャーキャピタルの原点

2009年07月27日

過日、ボストンを訪ねた際、ベンチャーキャピタルを生み出したのは、第二次世界大戦後のボストンが発祥の地であることを知った。
 米国の産業革命発祥の地として、繊維・機械産業が衰退し、デトロイトで自動車産業が発展し、新たな雇用を創造する為にボストンにあるMIT大学の中にある知識や研究成果の商業化に向けての金融支援策として、生まれたのがベンチャーキャピタルとのことであった。
 VCの原点を、今こそ再確認し、日本の産業創造の勃興させるには、バイオを始めとする技術開発型企業内ベンチャー支援策をそれぞれのスキームで実施することが、今こそ求められる気がした。

投稿者: 吉井 日時: 18:59 | パーマリンク

天地人

2009年07月13日

相変わらず、NHKの「天地人」の視聴率が高いとの評価をよく聞く。原作者の火坂さんとは、県人会の関係で何度かお会いしている。以前、お会いした際に、誰が戦国時代の武将で好きですか?と聞かれたことがある。幕末には、好きな人物が何人かいる、しかし、戦国時代の武将たちは、戦に勝った後の国のビジョンを掲げている武将は見当たらなかったので、「好きか嫌いかでなく、あえて言うなら、徳川家康は、ゴーイングコンサ―ンの組織を作った経営者だからすごい人物だと思う。」と答えたら、深くうなずきながら、様々な質問攻めにあった。
 直江兼続なる人物は子供の頃から名前は知っていたが、今回のドラマを通じて理解が深まり、雪深い越後にこんな人物がいたのかと、改めて感心した。そして、同時代に生きた武田信玄、上杉謙信、織田信長、豊臣秀吉、はじめ多くの武将がいたが、家康という人物を経営者とみると現代にも通じる感覚の持ち主のように思う。

天地人.jpg

投稿者: 吉井 日時: 13:39 | パーマリンク

第139回 「リーダー」

2009年07月01日

 今、未来に向けて、力強いトップリーダーが、各界で求められている。
 これまで、「リーダーシップとは」について語られることは多かったが、そのミッションの本質について何かということは、あまり聞くことがない。

 戦略性、胆力、人望、企画力、推進力、は大切な要素だが、トップリーダーとは、「その時、どういう対応策をとるべきかを決める人だ」と、私は思っている。
 企業を率いる組織のリーダーは、現実に適応する為に「企業組織として、誰に何を提供し、何を目指すのか!」「そのために、具体的に何をやるのか」ということを決定し実現できなかったら、戦国時代であれば死を意味する。

 どんなに有能であっても、「今、何をすればいいのか」解らないリーダーは、会社を危うくする。リーダーとは、常に時代を洞察し、「そこに存在する人や組織が、何処に導き、何を求めているのか」「今、成果を上げるには、組織のどこに問題があり」「何をソリューションすればいいのか」を決断し、実行する人でなければならない。
 「何をすればいいか」を把握した後は、戦略、戦術の優先順位を考え、それを具現化する為に、組織を率いて、愚直にゴールを目指す。

 これまでリーダーの要素や資質が、かくあるべしと語られてきたのは、市場が拡大し前年対比や他社との比較対照で評価される時代だったからであり、何をすればいいかが、どこの企業でも同じだったから、同じような議論や書籍が販売され、それで罷り通っていた。
 「私は、前年対比で○○%伸ばし、何としても絶対にこの会社を変えます」的なことを言う経営者の多くは、会社を結果的に潰してしまうケースが多い。具体的に、何処をどう変え、そのために、誰が何をするのか、優先順位はどうなっているのか、結果が出なければどう責任をとるのか、そういった具体的なことを言わず覚悟のないリーダーは、市場から排除される時代を迎えた。
 会社を崩してしまうリーダーには、何故か共通する傾向がある。それは、その人の発する言葉に、主語も具体的行動も時間も刻まれてなく、「何としても、頑張る。」的な表現が多いことだ。

 過日、ファーストリテイリングの柳井さんにお会いした際、大言壮語を言うことなく、世界を制する目標に向けて、方向を定め具体的な数値と時間を取り入れ、真剣に徹底的に追及していくことを静かに説いて語る言葉に、余韻が残った。
 答えのない時代を、先進国の各社は迎えている。そして、今、企業のサイズや名札で自己を表現することはできないことにようやく気付いた方々が、新たな生き方を探されている。
 今、この時こそ、新たな市場を切り開いて行く、強烈な意志を持ったリーダーの出現を願ってやまない。

投稿者: 吉井 日時: 09:39 | パーマリンク